ハイライト
関節鏡とスポーツ医学
四角形腱の最小侵襲除去
十字靭帯とMPFLの再建用
四角形腱は、十字靭帯の修正手術の他、前壁( ACL )および後壁( PCL )の一次再建にもますます使用されるようになっています。また、内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建のための理想的な移植源としても浮上してきています。
腱を安全かつ迅速に除去するために、次の特徴を持つ、腱除去専用システムが開発されました:
- 簡単で安全な皮下腱除去
- 除去の深さを定義できます
また、このインスツルメントセットを使用することによって、内側膝蓋大腿靱帯(MPFL)の解剖学的再建のために四角形腱を除去することもできます。この技術の利点の 1 つは、インプラントやドリルチャネルを使わずに膝蓋骨に定着させることができることです。
POWERFIX®(RICHTER式) – 十字靭帯再建手術用生体適合PEEKインプラント
PEEK-OPTIMA®使用のPOWERFIX® PEEK干渉ねじは、カールストルツ社のインプラントポートフォリオにおける革新的製品です。このねじの設計が卓越している点は、大腿部の左に回転するねじを右膝の前十字靱帯再建のために使用できることで、これによって移植体の前方への脱臼を防ぐことができます。二連式のねじ設計により、セットのすべてのねじサイズに使用できるスクリュードライバーを数回持ち換えるだけでねじを締めることができます。インプラント材PEEK-OPTIMA®には以下のような特徴があります:
- 高い機械的安定性
- 優れた生体適合性
- 不活性で吸収性のないPEEK
PEEK-OPTIMA®製POWERFIX®干渉ねじは放射線を透過させるので、X線、CTおよびMRIによる治癒過程の最適な描写がアーチファクト無しに可能です。
ダイヤモンドスタンダード: HOPKINS® 光学部品と、最適な視野を得ることのできるシャフト
画像再生の革命:EndoCAMeleon®、各種観察方向に対応
ENDOCAMELEON® ARTHRO は、既存の HOPKINS® テクノロジーに、可変観察方向の機能を備えた、各種観察方向に対応する関節鏡です。これによって、最高の画質、最適な可視化が保証されます。15゜ ~ 90゜ の範囲内で、手術中に希望の観察角度に調整することができます。
ENDOCAMELEON® は、周辺視野が著しく改善されたため、関節内の狭隘なロケーションで特にその強みを発揮します。
特徴:
- ロッドレンズシステムを備えたHOPKINS®光学部品による最適な明るさとコントラスト
- フィン付きの使いやすいコントロールホイールによって、希望する観察方向に調整できます(15゜~90゜)
- 解剖学的にアクセスが困難な部位をよりはっきりと可視化
- ポータル変更の削減
最高効率の股関節鏡検査
股関節鏡検査のパイオニアとして、水平方向の三角測量ができる初めてのターゲットデバイスを提供します。垂直方向および水平方向の三角測量による精密なポータルシステムです。
カールストルツの股関節鏡検査に関連するポートフォリオに、正確な作業を行うための最適化されたインスツルメントが加わりました。
- シャープなカプセル刀と股関節唇刀により、ポータルエリアでの関節カプセルの侵襲を最小限に抑えることができます。
- 軟組織を刺突するための特殊な縫合鉗子と、股関節部での最適な縫合糸マネジメント。
- 最適化された縫合糸把持鉗子は、その形状から、縫合糸を確実に把持できます。
- 股関節用に特に長い把持鉗子。
- 股関節の微小骨折用特殊チゼル。
SilCut® PRO パンチ、正確な手術のために
さまざまなアタッチメント形状と均質な切断性能を持つインスツルメント群
SILCUT® PROグループのハンドインスツルメントは、関節鏡下切除術の尺度ともなるものであり、さらに、KARL STORZ CLEANFIT® と組み合わせることによって、簡単で効率的な他に類を見ないインスツルメント洗浄コンセプトも提供します。
SILGRASP® PRO グループの製品は、大小の関節に用いることのできるパンチを網羅しており、ここに一連の把持鉗子が加わります。SILCUT® PRO のコンセプト決定および設計の際、次のような、関節鏡検査に用いる精密インスツルメント向けの要件すべてを考慮しました:
- 狭い関節領域用のフラットパンチングプロファイル
- 内蔵された LUER コネクタによって最適な洗浄作業を行えます
- さまざまな解剖学的特性に対応することのできる、さまざまな仕様のアタッチメントが取り揃えられています
KLT – 膝弛緩テスター
膝関節の安定性を正確に測定
膝弛緩性テスター(KLT)は、器具を用いた安定性検査を迅速かつ容易に行うために開発されました。これによって脛骨のずれ(引き出し)を、側部の比較によって正確かつ再現可能なかたちで特定することができます。KLTの上端には膝蓋骨合わせ面があり、ここに膝蓋骨前側を合わせます。可動式の測定スタンプを、脛骨粗面エリアにあてがいます。
このようなテスターは、病院に常備するためにはいくつかの要件をクリアしなければなりません。KLTには、以下のようなメリットがあります:
- 取り扱いが容易で、検査室で正確な安定性検査を行うことができます。
- KLTの患者様への装着時間が短く簡単です。
- 校正(ゼロ調整)を容易かつ迅速に行うことができます。
- 正確で迅速な測定プロセス
- 高い測定精度(精度 ± 0.1mm)
- 検査結果をデジタル表示するので、簡単に読み取ることができます。
- 広範なテストをすることができます。
肩部関節鏡検査における効果的な縫合糸マネジメント
SHOULDER PRO®縫合鉗子
おなじみの SHOULDER PRO® グループに縫合鉗子が加わり、軟組織の穿刺を計画的に行い成功させるためのインスツルメントの選択肢が拡がり、これによって肩部回旋腱板に対する、あるいは肩関節不安定の場合の再建術などで、理想的な縫合糸マネジメントを行うことができます。
TARPUN SHOULDER PRO® 縫合鉗子
- 鋭く、細い、上方向に開くアタッチメントによる、シンプルな穿刺
- アタッチメントにバーブが付いているので、縫合糸の把持が容易
FETCHER SHOULDER PRO® 縫合鉗子
- 関節の縫合鉗子を回転させる必要なく、アタッチメントを大きな開口角度で下方向に向けて開くことで、糸を効率的につかむことができます。
- インスツルメント先端部が上を向いた極細の湾曲したアタッチメントによって組織を最適に採取できます。
- アタッチメントには、左屈曲並びに右屈曲、そしてストレートの3種類があります。
肩部関節鏡検査における効果的な縫合糸マネジメント
SILGRASP® 縫合糸把持鉗子
肩部用製品ポートフォリオに縫合糸把持鉗子が加わり、肩部回旋腱板に対しても、また肩関節不安定の場合にも、肩の再建術時には、縫合糸マネジメントを最適に行うことができます。
SILGRASP® 縫合糸把持鉗子
- 細い、刻み目の付いた非侵襲アタッチメントによって、軟組織などの縫合関連のマテリアルの把持を行うことができます。
- 縫合糸が外側にずれないようにする特殊なアタッチメント形状により縫合糸の送りが確実です。
- 膝部関節鏡検査にも適しています
SILGRASP® 屈曲型縫合糸把持鉗子
- 左側屈曲型および右側屈曲型アタッチメントによる、インスツルメントと平行に走る縫合糸を容易に把持
- 開角度の大きいアタッチメントによって縫合糸を容易にピックアップ