カールストルツの新しいロジスティックセンターが今後のスタンダードに
12/07/2013 |
オープニングセレモニーの祝辞において、シビル・ストルツは、より広大な敷地と倉庫面積を持つ新しい建物を建てただけではなく、この新しいロジスティックセンターの建設を機に、従来のロジスティックシステム全体を見直し、必要に応じて適合させたのだという点を強調しました。また、製造、ロジスティック、客先への出荷の各工程の連絡にも注目し、インターフェイスを最適化しました。「企業としての責任を全うし、さらにそれに伴うさまざまなリスクも引き受け、未来を切り開く体力を養ってゆくことは、当社の伝統です」と、シビル・ストルツは述べています。また、1999年に竣工し、現在まで稼働していたロジスティックセンターが手狭になり、新たな設備投資が必要となるほど、健全で持続性のある成長を当社が成し遂げたことについても言及しました。この新しいロジスティックセンターの竣工により、これまですでに幾度も言及されてきたように、トゥットリンゲンという立地がいかに理想的であるかがカールストルツの経営陣によって証明されました。
カール・クリスチャン・ストルツは、その式辞の中で、この新しいセンターによってロジスティックが著しく強化されたのだが、何よりも重要なのは、最新の技術の導入により従業員の作業負担が大幅に軽減された点であると述べています。
式典の後、新しいロジスティックセンターの見学が行われ、立体時自動倉庫システムが紹介されました。これは今までのロジスティックの原理を根本から変革するもので、ご来賓の皆さまに興味深くご覧いただきました。このシステムでは、今までのように従業員が製品の格納場所に赴く必要がありません。製品は、自動搬送システムにより従業員の待つ作業場所に送られ、その後出荷場所に搬送されます。このプロセスの転換とシフト制の導入で、世界各国のお客様に製品を発送する総量およびスピードが大幅に向上しました。経営陣は、工程の部分的な自動化によって従業員の作業負担が軽減される点をメリットとして強調していますが、むろん、従業員が今まで培ってきた経験やノウハウを無にするつもりはなく、あくまで自動化と従業員のスキルとを共に生かしていく考えです。
格納システムをモジュール化させたところに先見の明が現れています。これにより、初期に見込まれているキャパシティを、会社の成長に伴って必要に応じて適合させることができ、最大で2倍の容量にまで漸次増加させていくことができます。